このブログは、平成19年6月から平成22年3月までの間、愛媛県の南予地域活性化策の一つとして、宇和島市が住民のみなさんと取り組んだ「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」の軌跡と、当時の担当職員の日々の記録であり、平成22年3月末日を持って、新しい記事が更新されることはありません。
平成22年4月、「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」は、「うわじま虹色ツーリズム」として、会員である市民のみなさんが、独立運営を行っており、そちらの記録は「うわじま虹色ツーリズムです!」ブログをご覧ください。

2008年8月30日土曜日

宇和島市地震体験談市民フォーラム

※ この日記は、虹色ツーとは、あんまし関係ありませんので、読み飛ばしてね。

土曜日は、足元の悪い中、総合福祉センターのホールで地震体験談フォーラムが開催されました。
まず、愛大準教授の森先生のご講演の後、市内在住の4名の皆様による、南海地震および宇和島地震の体験についてのお話がありました。
非常に生々しい体験もあり、あらためて地震は嫌だなぁと思った次第ですが、来るべき災害に備えて、できることからやらないといけないですね。

パネルディスカッションでは、国・市の取組が話されたほか、松山市南江戸の自主防災組織から防災士でもある村上さんにお越しいただき、身近なことからできる防災に関する意識啓発の取組が話されました。村上さんの地区では、地区行事の景品は必ず防災グッズ、運動会でも防災に関する競技を盛り込み、ことあるごとに啓発を行っているのだそうです。
南海地震が来ることは知っていても、具体的に何をすればいいのかわからないという方々のために、まずは地域の体験談を集めてみてはいかがですか?という投げかけも兼ねたフォーラムだったのですが、会場の雰囲気としては、よきにあしきに残念ながら、そういう方向にいってる感じはなかったかなぁ・・・。
宇和島市民の皆さんって、とてものんきなとこがあって、それは美点でもあると思うのですが、こと災害に関しては、待ったなしです。市の備蓄はちゃんとあるのかという質問なども出ていましたが、どこの自治体も備蓄物資は、最低限しか準備してませんので、最低でも3日は、食いつなげる備蓄を自分ちでも準備し、家族で被災時の連絡などについて話し合っていただけるとよいかと思います。また、市の情報公開も不足しているのではとの指摘もあり、津波浸水予測図や、地震被害想定結果、災害時の情報提供方法などがHPから確認できるようにしておくと良いなどの助言がありました。

災害は忘れた頃にやってくるby寺田寅彦氏

なお、この日の体験談の談話者にさくら観測員の宇治原さんと、観測隊のS家さんが出てましたので、そっちのレポートはさくら観測日記にて!