このブログは、平成19年6月から平成22年3月までの間、愛媛県の南予地域活性化策の一つとして、宇和島市が住民のみなさんと取り組んだ「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」の軌跡と、当時の担当職員の日々の記録であり、平成22年3月末日を持って、新しい記事が更新されることはありません。
平成22年4月、「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」は、「うわじま虹色ツーリズム」として、会員である市民のみなさんが、独立運営を行っており、そちらの記録は「うわじま虹色ツーリズムです!」ブログをご覧ください。

2008年1月26日土曜日

さくらワークショップ

そもそも桜を観測することになったきっかけとしては、聖域なき構造改革のあおりを受け、宇和島測候所が無人化されたことに端を発します。
宇和島市の場合、「日本一桜が早く咲く」という数少ない(汗)自慢話が公式には認められない状況となってしまったわけで、それは今もとても残念な出来事です。
しかし、幸運にも専門的な知識を持つ人材に恵まれ、ご協力をいただき、ひとつのまちづくり活動として少しずつ広がっていったほか、今はツーリズムのメニューとして、「宇和島でしか味わえない」体験になりうるのではないかなと考えています。


と、それはさておき、まずは市民の皆さんに知っていただいて楽しんでいただくことが肝心です。
この日、1時30分から開催されたワークショップでは、昨年観測作業に携わっていただいた1期生も遊びに来てくれて、20名ほどが、桜に関するおはなしを聞きました。

参加者には、和霊小、天神小からのお子さんと、愛媛女子短期大学の学生と村上先生、もちろん虹色ツーの研究員も交えて、まじめに、そしてわきあいあいと、桜についての話を楽しみました。

























さくら観測員のお話の後は、桜茶とお茶菓子をいただきながら、それぞれに自己紹介や感想などを話してもらい、丸山公園の標本木へ出かけていきました。
この模様は、宇和島ケーブルテレビでも放映されたのですが、後日嬉しいニュースをいただきました。
来年の「自然科学教室」の活動にも取り上げていただけそうということで、より多くの地域の子供たちに参加いただけそうです。
4年生大学のない宇和島市では、高校を卒業すると多くの子供たちが、宇和島を巣立っていきます。
どこで、どのような人生を送ることになっても、春先にはいつも宇和島からの春の便りを懐かしく思い出していただけるよう、今後も頑張って楽しく活動したいと思います。



























今年の観測作業は、3月の中旬ころから本格化すると思います。
興味のある方はぜひ宇和島の桜が咲くまでをみっちり宇和島で過ごしてくたざい!
昨年の活動日記は、こちらをごらんください。

さくら観測日記2007