このブログは、平成19年6月から平成22年3月までの間、愛媛県の南予地域活性化策の一つとして、宇和島市が住民のみなさんと取り組んだ「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」の軌跡と、当時の担当職員の日々の記録であり、平成22年3月末日を持って、新しい記事が更新されることはありません。
平成22年4月、「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」は、「うわじま虹色ツーリズム」として、会員である市民のみなさんが、独立運営を行っており、そちらの記録は「うわじま虹色ツーリズムです!」ブログをご覧ください。

2008年5月20日火曜日

漁家民宿・レストラン「海荘 四季」オープン!

関東は、大荒れだったみたいですが、みんなの行いがよかったのか、上天気!
絶好の開業日和で、丸一日、ご機嫌の体験モニターデーとなりました!

9時30分に市役所を出発して、10時に到着。「井伊渡船」の看板目当てに進むと見えてくる、ちょっとモダンなこの建物がレストランです。

宿泊者の見立てで入ってきたこととして、まずは宿泊先の井伊さんちにご案内いただきました。
古い木造船の材を使った看板が、いい風合です。

ご自宅は、立派な日本家屋。こちらの8畳間と、ちょっと離れた6畳間を客間として使用します。
お迎えの観葉植物が目に優しい感じです。
とりあえず、体験行ってみよーということで、ご近所にある「土居真珠」さんのところで、真珠養殖の体験に行くことに。
歩くにはちょっと遠いということで、船を出してくれました。
山里からやってきた三間の中矢さん、久々の船のり体験に、ににこにこです。

船長りりしい!
真珠産業は、現在挿核作業、真っ只中!
宇和島では、超メジャーな産業の真珠ですが、意外に地元の人もどんな風に真珠ができるのか知らないもので、興味深々で、見てます。
入れた珠がどんな風に真珠になっているのかということで、珠の取り出しもやってくださったのですが・・・・。
ん?
作業中に見学に来てしまったため、水揚げしたままほっとかれた貝を前に、「貝が白くなるでー!はよ作業せな、かわいそう!!」漁家民宿「遊海」のおかみさんが、見かねてお手伝い(笑)。せっかく素敵なお召し物で来てくださったのですが、すっかり、本業モードに切り替わってます!!と、そこで何か出てきたみたい・・・。
「あら、かわいい。なまこの子供がいたわよ♪」
「あら赤なまこもいたわよ♪」
・・・いや、自分も海の子なんで、なまこ自体は、珍しくないんですけど、かわいいかと聞かれると、絶対かわいくないと思います!!むしろかなり不気味な感じじゃないかと・・・。ちなみに、この後ちゃんと海に返してあげましただよ。
ところ変わって、2階では、真珠の珠そのもののよしあしについて、現物を見せてもらいながら説明いただきました。
偽者と本物の見分け方とか、なんでテレビショッピングでは1万円で販売できているのかとか、賢い消費者のための知識が満載。
ちなみに、お値打ち品の真珠ご購入を検討されている方は、東京のデパートで1点買いする金額よりも、宇和島にやってきていろいろなレクチャーを受けながら、商品を買って、一泊宿泊して観光して土産買う方が、商品価格足す旅費のトータルでも比較すると、安かったりしますので、ぜひ来て見て買ってね。
今日はちょっと風がありましたけど、相変わらず湖みたいに静かな海面です。
思わず泳ぎたくなるくらいですが、時節柄くらげがぷかぷかしてました。そういえば、水くらげ水槽で飼うのが一時期ブームでしたよね。何が流行るのかわかんないもんですなぁ。
さて、戻ってきたところで、お待ちかねの昼食です♪レストランからは、こんなにいい景色がご覧いただけるので、食もすすみます。
お料理は、渡船の方の船長をしている息子さんの奥様ゆかさんが担当。
風情のあるコスチュームでお迎えしてくださり、本日のお品の説明をしてくれました。
田舎料理ということで、海の幸山の幸、自宅で作った野菜や、自家製の酢味噌など、地産地消のお手本のようなメニューです。
今回、モニターで行ったこともあり、どんな感じの料理がよいか手探りでいろいろそろえてくれていました。
女性にとっては、ちょっとボリュームがありましたが、男の人は、これくらいでも大丈夫みたい。
前菜、カワハギとイカのお刺身に、フカの湯ざらし、ふろふき大根、貝柱とキビナゴのフライ、サラダにフルーツにデザート、アサリの酒蒸し、お吸い物、自家製お漬物3種に、ご飯はメカブ丼。
このメカブ丼が意外に大好評でした。
レストランの方は、予約なしでも大丈夫とのことですので、お近くにおいでの際は、ぜひ一度味わってみてください。
午後からは、井伊さんオリジナルの体験です。
真珠筏で使えなくなったブイを利用して、プランターを作ります。
全部の行程をやろうと思うと、それなりに日数と手間がかかるので、ある程度までは井伊さんが仕上げてくれています。
ブイって言っても、あんまりピンと来ないですかね。これが元の形なのだけど、フジツボとかが、かなりがっしりついているため、まずはこれを落として、表面を綺麗にし、塗料を三度塗りくらいして、色目を綺麗にします。
で、あらかじめパーツごとに作ってもらっていたものを組み合わせて、ねじを打ったり、色をつけたりします。
・・・こういう繊細な作業が苦手なブログ担当者はみ~て~る~だ~け~♪にゃんこの手で応援。1時間くらいで、可愛らしい招福にゃんこの出来上がりです。

同じ三浦で、みかん染めの工房「和楽路工房」を開いている河野さんは、自分が工房にいる時の目印にと、一個お買い上げ(笑)この子が置いてあったら、和楽路工房のぞいてみてくださいね。最後に、みんなで今日の感想とふりかえりをしました。
食事の出し方や量、体験の価格設定や、全体の内容など、いろいろな意見が出ました。

今日は4時から仕度してくれていたゆかちゃんと、しっかり締めてくれた井伊さん。
井伊さんは、自分の家だけで、すべてまかなう感じではなく、地域の中で、いろいろなひとがいろいろなことをしているところをどんどん紹介しながら、周りにも経済効果が波及し、活性化するようになればいいなぁと、語ってくれました。
あっという間の一日でしたが、とても楽しかったです。ありがとうございました。それからお疲れさまでした。
青い海と山に囲まれた三浦湾の「海荘 四季」
1泊2食付で、7,000円です。
本日コラボした土居真珠さんの真珠体験をはじめ、磯遊びや筏釣り、メダカの餌やりや、ぷち収穫体験など、ゆったりした田舎を満喫できる休日が過ごせます。
ぜひ遊びに来てください!漁家民宿・漁村レストラン「海荘 四季(かいそう しき)」
798-0102 宇和島市三浦西3221番地
電話:0895-29-0523  ファックス0895-29-0600
井伊 秀夫 さん