このブログは、平成19年6月から平成22年3月までの間、愛媛県の南予地域活性化策の一つとして、宇和島市が住民のみなさんと取り組んだ「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」の軌跡と、当時の担当職員の日々の記録であり、平成22年3月末日を持って、新しい記事が更新されることはありません。
平成22年4月、「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」は、「うわじま虹色ツーリズム」として、会員である市民のみなさんが、独立運営を行っており、そちらの記録は「うわじま虹色ツーリズムです!」ブログをご覧ください。

2009年12月11日金曜日

宇和島城について

みなさん、今月の広報の「宇和島城通信」ご覧になりましたでしょうか?
その中のお知らせにもありましたが、13日の日曜日、午前9時に天守前集合で、宇和島城のすす払いがあります。

先日、彦根城のひこにゃんが、「命の危険」から彦根城のすす払い不参加というニュースが、流れていましたが、宇和島城では、命の危険がないあたりで、もーにちゃんが参加します(笑)

ちなみに、普通、「文化行政」と「観光行政」って、実は、仲が悪いことが多いんです。

「文化」は、教育委員会部局であり、市長部局とは異なる命令系統を持っていることも原因の一つ(大阪府知事がよくほえてますよね)なのですが、宇和島市役所にご来庁いただくとよくわかるとおり、宇和島市の「文化課」は、自分が自席で叫べば質問に答えてくれるような場所にあり、「教育委員会フロア」とは、離れて、観光課のお隣(笑)そのおかげもあって、うちは、割と仲良しです。


また、これまで「文化財保護」のためには、とにかく、見せない公開しない秘匿することで、保存状態を少しでもよくして、後世へ引き継ぐという部分が、鉄則。反して、「 観光」のためには、より良い本物を少しでも多くの方に見て知っていただくというのが、鉄則。

相反する考え方ではありますが、うちの「文化課」のすごいとこは、市民の皆さんに知っていただくことで、文化財の大切さを理解してもらおうという考え方の元、いろんなことやってるんです。


今回のすす払いもその一環ですし、毎月の「そこどこや」も、参加していただければ、絶対うわじまのこともっと好きになれるんだけどなぁ。
悲しいかな、なぜか文化課の行事って、集客が偏ってしまうんですよね。


もっともっと、一般市民の方にも、日本という国の宝である「宇和島城」のこと誇りに思ってほしいし、未来永劫宇和島のシンボルとして継承していくためにも、身近なことから参加していただきたい。

そんな風に思っています。


すす払い終了後には、文化課の職員が、宇和島城の魅力をあますことなく教えてくれる散策の会もありますので、ぜひ参加してみてください。

宇和島城HP
宇和島城通信3号