このブログは、平成19年6月から平成22年3月までの間、愛媛県の南予地域活性化策の一つとして、宇和島市が住民のみなさんと取り組んだ「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」の軌跡と、当時の担当職員の日々の記録であり、平成22年3月末日を持って、新しい記事が更新されることはありません。
平成22年4月、「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」は、「うわじま虹色ツーリズム」として、会員である市民のみなさんが、独立運営を行っており、そちらの記録は「うわじま虹色ツーリズムです!」ブログをご覧ください。

2009年5月28日木曜日

傾蓋知己

今年の総会が近づいてきていて、資料をいろいろ整理しているのですが、昨年度事業って、実は、短期・中期・長期の滞在すべてを虹色つーで世話した形となってます。
何考えてこんなことしたんだっけなぁと思い返してみるに、

「交通費にかかる経費の負担を気持ち軽減させるためには、長めに滞在していただくことかなぁ」

と考えたことからでして、それはなんでかというと、

「日振島に渡る船賃が、バカにならない額で、一家4人が海水浴に行こうと思うと、島の施設に行くより、自家用車で、遠出する方が、はるかに安くつくって反則~!!」

と思ったことがきっかけです。

バカ高い交通費をかけて、宇和島まで来て田舎体験(日振島で海水浴)しなくても、都市近郊には、いい自然環境もあれば、いい寺も庭も(海水浴場も)あるしという、やや後ろ向きな考え方から脱却するための苦肉の策ではあるのですが、長めにゆっくり滞在してもらうことで、本来の宇和島のよさ(日振島のよさ)をも知っていただくことができるんじゃないかなぁと思ったのも確かでして。

自分が一番恵まれてるのは、そのまま事業として、つるっと実施することを鷹揚に許していただけたことなんですよね。 (暴れ馬につき野放しにされているともいいますが。)

そんなわけで、昨年、短期滞在をしていただいたUくん(その際のどたばたについては8月4日の記事をどぞ)に、そのときの所感についてのレポートをお願いしていたところ、すごく素敵な感想をいただいてしまいまして、懐かしく、その時のことを思い返しました。
(Uくんの悩める田植え姿、再びの図↓)

その後、さくら滞在(1ヶ月)の松葉さん、そして、丸太小屋滞在の4人組(1年)につながるのですが、一番最初に飛び込んできてくれて、外からの光で、宇和島を見てくれたUくんに、あらためて感謝です。

彼の前途に幸多からんことを祈りつつ。一緒に酒盛りできる日を楽しみにしています。