このブログは、平成19年6月から平成22年3月までの間、愛媛県の南予地域活性化策の一つとして、宇和島市が住民のみなさんと取り組んだ「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」の軌跡と、当時の担当職員の日々の記録であり、平成22年3月末日を持って、新しい記事が更新されることはありません。
平成22年4月、「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」は、「うわじま虹色ツーリズム」として、会員である市民のみなさんが、独立運営を行っており、そちらの記録は「うわじま虹色ツーリズムです!」ブログをご覧ください。

2009年2月13日金曜日

日振島行ってきたよ~

先日、林さんという女性が、来られまして、日振島のよさを紹介したいんです!!
という、あつあつなご提案により、ほんじゃあ、休憩所兼案内所兼カフェとかいいんじゃないっすかね~なんて、無責任にお話してまして、この日、吹き荒れる春一番の暴風の中、日振島へ行ってきました。

盛運汽船のKさん。いつもにこにこ窓口で頑張ってます。
ブログに載せるから笑って!!とお願いしたら、ほんとに大笑いしてくれました(笑)
盛運汽船さんでは、定期便を利用した「ぐるり宇和海」というのをやっていて、下船しなければ、2000円で、島巡りが体験できるんですよ!
今回、保健衛生関係の許認可がいるしなぁってなわけで、地方局からもおなじみのOさんが同行してくれることに。宇和島出身のOさん実に30年ぶりの日振島とのことでした。
先ほども書きましたが、この日とにかく波もうねりもすごくてですね。
ざっぱーん。ざっぱーんって、無茶苦茶上下するんですよ♪
元々海んちゅの自分はともかく、Oさん大丈夫かなぁと思ってたら、全然平気でした。
だいたいですねー、戸島くらいまでは、こんな感じの波が
こうなって
しまいにはこう・・・・。見えないし・・・。
多分JUN-CHANあたりだと、確実に船酔いでげろげろですが、自分の頭の中では「わぁれっはうーみのっこ、しーらなっみーのーっ♪」という歌詞がリピートしてまして、なぜかわきわきと血が騒いで元気に(笑)。
そんなわけで、こともなく到着。林さんちです。
中は素敵な昔ながらの日本家屋。とてもセンスよくて、落ち着いた趣のお宅でした。
おうちに飾っている植物は、全部野山からとってくるんだそうです。でもって、昼食をご相伴に預かることになり、
うひょ~!豪華です~!!
実は、縁側のあたりに丸テーブル出して、優雅に奥様たちが、こーひーと軽食ちっくなイメージだったので、こんなにがっつり、地のもの料理なの???
天草のみかんかんてんまで!これは使える!!
丸寿司に
あおさのてんぷら。右のはハマボウフウの新芽のてんぷら
アジの南蛮漬け
その他、さつま(みかんと八朔の皮を薬味に)あさりのお吸い物(ほりたて)水菜の白和え、煮豆、お漬物、なます、アジの身のハンバーグなどなど、とにかくふんだんに地のものが使われた、日振島らしいお料理。
これは、カフェじゃもったいないよね~ってことで、急遽「漁家民宿」プランをすすめることになりました。
もちろんみかんの寒天もいただきました。
ちなみに、仲良しご夫婦さん。ご主人もお料理上手なんだそうです。これは後片付けしていただいてるとこを隠し撮り
場所はこういうとこなんですけど、走って30秒で能登港につきます・・・。

船の便まで、少し時間があったので、ご主人が、日振島探検に連れて行ってくれました。
っていうか、ほんとにこの日、風がすごくてですね。能登は日振の中でも一番風が強烈な地区なんです。もう映画みたいよ・・・。
日振島では、宇和島では唯一朝日も夕日も見えるんですよね。しかも、お天気だと九州や佐田岬も見えるという本当に孤島だなぁという感じ。
普通にご案内いだいてるように見えますが、ブログ担当者、写真撮りながら、よろよろしてます。笑われそうですが、まともに吹き飛ばされそうなくらいの風なんです。台風の時は外にでられないそうです。
ここは、海水浴場です。シーズンオフなので・・・(なので、と言いたい)人がいない・・・。
明海のあたりまで連れていってもらったのですが、山下亀三郎さんや藤原純友のお話も聞けて、すごく楽しかったです。島案内も文句なし。
でも、海の色も違うし、海岸の植物も、内港や半島とは、全然違いました。帰りしな、島に住むことの厳しさとか、人口減少についてちょっと物思いに。
北方さんの「絶海にあらず」っていう本のタイトルがすごく頭をかすめていきましたよぉ。こういう日は特に「絶海」って気がするなあ・・・。
というわけで、カフェのつもりが、すっかり民宿プランになりそうですが、宇和島の一番端の日振島。宇和島クラブ交流会のアンケートでも、島巡りというのは、すごく興味をひくみたいだったので、いい感じですすめていけるといいなぁ。開業に向けて、しっかりお手伝いしていきたいと思います。