このブログは、平成19年6月から平成22年3月までの間、愛媛県の南予地域活性化策の一つとして、宇和島市が住民のみなさんと取り組んだ「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」の軌跡と、当時の担当職員の日々の記録であり、平成22年3月末日を持って、新しい記事が更新されることはありません。
平成22年4月、「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」は、「うわじま虹色ツーリズム」として、会員である市民のみなさんが、独立運営を行っており、そちらの記録は「うわじま虹色ツーリズムです!」ブログをご覧ください。

2008年11月19日水曜日

雨にも風にも負けなかったぞ!~三間町まるごとツアー~

今年の虹色ツー事業の中には、地元の住民の皆さんに、少しずつ活動を知ってもらい、虹色つーのサポーターになってもらおうという行け行け目的と、いきなりよその人呼んで失敗したら大事なんで、市民の人に意見聞いてみよーという後ろ向き目的を踏まえた「地域内住民交流事業」というのをやってます。

といいつつ、夏の三浦ツアー以降、なかなか計画がつまらなかったので、強引に持ってきたのが今回の三間町まるごとツアー!

三間の研究員さんに「誰に来てほしい?」と聞くと「女の人」という回答だったため、近頃話題の「Beppin塾」さんに呼びかけしてみたのですが、なかなか日程があわず、結局、ふぁみーゆの皆さんにも声をかけたり、研究員さんのお母さんが興味を持って問い合わせくれたりして、女性グループ混成チームみたいな顔ぶれとなりました。

ところが、当日の朝はものすごい寒気の上に、雨天。結局「Beppin塾」さんから来ていただく予定のお二人がキャンセルとなりましたが、決行しましたよ!

今回のガイドは、だいぶおなじみとなりました、ボランティアガイドで大活躍の三好さんにお願いして、いざ出発です。

今回は、龍光寺から佛木寺までを歩いておへんろ体験。昼食は畦道の花で、そのままコスモス館でこけ玉作りとみかんの木彫りの体験、最後は毛利家で民話語りを聞きながらいろりを囲んできなこ餅を食べるというコースだったのですが、もういびしいいびしい。心がくじけます・・・。
そんな中、ご一緒してくださったのが、地元の大先達Oさん。井伊さんと一緒に寒い中、おへんろのお作法を教えてくださいました。

怖い人かなぁと思っていたのでが、三好さんから「おへんろのベテラン」と紹介されたところ、「ペテランですよ」と、のっけからかましてくれたOさん。とても気さくな方でした。
まずは、龍光寺。ろうそくとお線香と納め札、そしてお賽銭も忘れずにおさめて、お経をあげます。
雨だというのに、おへんろさんが、ひっきりなしにやってきます。みんな偉いなぁ。

Oさんが、納経帳を見せてくださったのですが、白いところが煩悩なのだとか。もう50回以上まわっているOさんの納経帳は、真っ赤ですよーーー!でもまだ白いとこあるから、煩悩があるんだそうです。
そして、寒い中をてくてく。
とぼとぼ。途中わんちゃんにほえられる。
はらはら・・・。 写真で見るとそうでもなさそうなんですけど、みぞれ交じりで無茶苦茶ひやいんですよ!気がつけば、鬼ガ城冠雪してるし!
中山池の休憩ポイントにつく頃には
みなさん、すっかり手がかじかんでました・・・。 中山池周辺では、こけ玉の頭に来る植物を探しましたよ。このときは、みんな生き生きしてたなぁ。はい。この時は・・・。
元気になったところで、お天気もだんだんよくなってきたかに見え
道中の佐々木さんちで甘酒のお接待が!
何より嬉しいと大評判。 しかし、ふたたび、ものすごい風雨が・・・試練です!
そしてついに到着しました!みんなえらかった!!
季節はずれのセミの抜け殻も祝福してくれつつ
最後の儀式です。
はぁ。おんろさんの大変さがよーく身にしみたのではないかと・・・。今日は値打ちがあったけん、ご利益もたくさんあるでーと大先達さんにも太鼓判いただきました。
当然お昼は、みんながっつり食べまして
コスモス館での体験は場所的に寒すぎるため、急所毛利家に変更しました。
まずは中矢さんが、昼からずっとくべてくれていた、いろりと石釜であったまり。石臼まわしたりなんかもし、
体があたたまったころ、増田さんご夫妻の指導で、こけ玉作リです。みんな、なかなか上手い上手い。
増田さんの作り方は、ミズゴケを使っているのだそうで、ねぐされしにくく、土もそんなに落ちない上に、水はけもよいのだそうです。
作り方は確かに念入りなのだけど・・・kさん・・・ちょっとでかすぎなんじゃぁ・・・・・。
つい、でかいでかいそれにしてもでかいと連呼していたら、大塚さんだって、みかんの木の箸は、普通じゃなかったとかえされてしまいました(笑)
おのおの自分のお花をさかせつつ
どれもみんな綺麗でしたよ!
みんなで記念写真。
そしてお待ちかねのきなこ餅。井伊さんがかいぼし持ってきてくれたり、お芋も入っていたりと、お腹いっぱいになりました。
ほっこりしたところで、宇和島民話の会さんによる「民話語り」
ときが止まったかのような静かなひと時を過ごすことができました。
毛利家では、母屋修復10周年を向かえ、23日には記念式典が開催されます。50人分のシシ鍋を作ることになった中矢さん、引き続き大忙しの日々ですが、体壊さないでくださいね。

というわけで、雨にも負けず風にも負けずの大変なツアーでしたが、意外に皆さん、喜んでもらえみたいで良かったです。いろいろと改善のご意見もいただいたので、いい感じで生かしていきましょう。

次は・・・と、30日にあいたん生対象吉田町ツアーでしたっけ。へっへへ。