このブログは、平成19年6月から平成22年3月までの間、愛媛県の南予地域活性化策の一つとして、宇和島市が住民のみなさんと取り組んだ「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」の軌跡と、当時の担当職員の日々の記録であり、平成22年3月末日を持って、新しい記事が更新されることはありません。
平成22年4月、「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」は、「うわじま虹色ツーリズム」として、会員である市民のみなさんが、独立運営を行っており、そちらの記録は「うわじま虹色ツーリズムです!」ブログをご覧ください。

2008年11月30日日曜日

吉田町みかんまるごとツアー~ほんとにみかんだらけでした~

今回は、ツアー責任者になっていただいていた土山さんが、物産イベントとみかんの収穫で多忙。
自分も、いろいろあって詰めが甘いのは重々承知していたのですが、やっぱり緻密にやんないと駄目だなぁと痛感したツアーでした。
でも、あいたんの学生さんたちは、すごーく楽しんでくださって、お天気もまあまあだったので、結果オーライで不時着って感じですが、当日のレポートです。

午前9時あいたんにお迎えに行きました。今回ツアーガイドは、メインガイド初体験の田中さんです。元気に!をモットーに、いざ出発!!

ところが最初からハプニング。みかん収穫体験会場に土山さんがいない・・・。
直売所の方で、待ってたんだそうです。ひやひやしましたが、農業やみかんの話になると、やっぱり上手い。うちの研究員さんの中でも、体験時の客あしらいは抜群のセンスです。
上手なみかんの収穫の仕方を教わって、

いざとりかかります。みんな初めての作業に、にこにこしながら、摘み立てのみかんを味わいます。

ころあいを見て、ジュース搾り。シンプルな手搾りジュースですが、これも絞りたての味わいは格別。ビタミンたぷりとれました。
「きなはいや」で直売所も見学。みんなみかんの安さにびっくり!
ひげ係長もお土産たっぷり。そんなに食べるんですか・・・。
続いてやってきたのは、国安の郷。支所のWさんにご案内をお願いしました。話しているうちに、今回参加者のお母さんと同級生だったことが発覚。世間は狭いですなぁ。
法華津屋さんの話や一揆の話なども交えつつ、しばしお勉強タイムです。
施設の敷地内には、商家、農家、漁家、の暮らしがわかるような展示がされているのですが、牛がいるって初めて知りました。
ちなみに、首から上だけのハリボテです。
中央の広場では、コンサートが開催されたりましてますよ。雰囲気がよいです。

お祭の練りや山車なども実物大であり、展示かと思いきや、ばりばり祭りの際には、出て行く現物だったことがわかりました・・・。
お昼は、法花津屋の中でいただきました。予約制ですが、落ち着いた雰囲気でゆっくりと食事が出来ます。
外は寒いだろうからと、みかん餅のお吸い物と、煮物をほこほこで出してくださいました。美味しかった♪デザートにはみかんまんじゅう。学生の参加ということで、みかん山散策用に、みかん餅を作っていただきました。
この日は、陶芸教室の作品の火入れということで、食後に、作業されている宮本さんがいる現場に行ってみました。
かわいい作品がたくさんありましたよ!陶芸に興味がある人はぜひ参加してみてくださいね。
次に向かったのは、宇和青果選果場「味楽」です。収穫したみかんが、全国へどのように運ばれていくかを学びます。
しかし・・・どこを見てもみかんです。
どわ~っと流れてきたみかんが
大きさや糖度など、実に細かい分類をされて、
箱詰め♪箱には優良Sとか、良Mとか書かれています。

そして、試食会場へ。工場長さんに、品種やシェアのご説明を、わかりやすくしていただきました。国内シェアの3パーセントを宇和青果が持っているのだとか。すごいぞ宇和島みかん!
そして、機械を入れながらも、人間の目での確認を必ずしているのだそうです。機械よりも人間の目の方が、よりよいみかんを見分けることができるのだそうで、みんなで良いみかんの見分け方をこっそり教えていただきました。
出荷について学んだ後は、いろいろなみかんの品種について学ぶため、みかん山を散策しました。吉田のみかんは、1年中、なにがしかの品種がとれているそうで、お山と言えばの土居さんが散策ガイドの担当です。お日様もさし、ぽかぽかしてきたところで、出発。
みかんの接ぎ木を見たり、
レモンの葉の臭いをかいだり
吉田の風景を眺めたり、
気持ちよく、てけてけ歩いていると、農家さんが、まさに超急傾斜で農作業している現場に遭遇。
どこから来たの~?遠慮せんと食べさいや~!と、南柑20号(特大)をいただきました。・・・ここに至るまでに、相当みかん食べているのですが、それでももらって食べる学生たち!偉いぞ!!
それにしても、このお山の中だけで、温州、南柑20号、ポンカン、甘夏、伊予柑、河内晩柑、でこポン、ネーブル、レモンなどなど、すごーくたくさんの品種を見ることができました。でも区別がつかない・・・。
まいっか♪ 遠くのお山は、紅葉も気持ちよく、心癒される道でした。
紅葉と言えば!

少し時間が余ったので、そろそろ見ごろの大乗寺へ寄り道してみました。
綺麗かったぁ。ここんとこ座禅にも行けてないのですが、12月半ばまで、お寺がお忙しいみたいで、座禅もお休みなのだそうです。でも紅葉が見れて良かった♪
最後にやってきたのは、法華津峠。夕暮れ時で、にわかに雲間が晴れ始め、九州あたりもうっすらと見える景色のよさでした。
ここで、今日の記念にレモンの木と真珠で作ったストラップに字をいれてもらいましたよ!
おー!無茶苦茶上手だぁ!!
最後にみんなで記念撮影!ちなみに右下の方は、先日もいた絵描きのおじさんです。地縛霊じゃないですよ!
ちょぅど夕日がいい感じになってきたところで、
帰り道の車窓から夕焼けを眺めつつ、無事帰りました。
しかし、ほんっっっとにみかんづくしのツアーやったなぁ。。。
でも、新たな発見もありました。悪かった点の反省もしつつ、次回へ生かすのです。
えーっと、最後は津島町ですが、多分・・・年明け。
地域内住民交流事業も最後となりますので、公募しようかなぁと思っていますが、時間的に難しいかなぁ・・・。
何はともあれ、終わった!