満開過ぎて、花吹雪になりそうですが、綺麗ですね!

旧宇和島市時代、市の花はあんずでした。
今では、市内で、あんずの花が群生しているところってあまりイメージがないと思うのですが、さかのぼること藩政時代、多分宇和島にはあんずの花が当たり前にあったんではないかと思われます。
時の二代藩主宗利公の息女「豊姫」は、わずか15歳で、17歳だった松代藩主真田幸道公へ嫁ぐこととなり、実家から「鉢植えのあんず」を持参し、故郷をしのぶよすがにしたそうです。その後、姫がさびしい思いをしないように松代藩では、杏をたくさん植えられたそうで、当時の松代藩の皆さんやお殿様の思いやりが感じられるエピソードですね。といっても、昔のことなので、定かじゃないですが、想像すると楽しい。
今でも、豊姫ゆかりのあんずの3代目が、菩提寺にあるそうです。