このブログは、平成19年6月から平成22年3月までの間、愛媛県の南予地域活性化策の一つとして、宇和島市が住民のみなさんと取り組んだ「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」の軌跡と、当時の担当職員の日々の記録であり、平成22年3月末日を持って、新しい記事が更新されることはありません。
平成22年4月、「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」は、「うわじま虹色ツーリズム」として、会員である市民のみなさんが、独立運営を行っており、そちらの記録は「うわじま虹色ツーリズムです!」ブログをご覧ください。

2009年6月3日水曜日

おへんろさんとマナー

年間20万人とも30万人とも言われている「おへんろさん」ですが、四国4県の中でも、宇和島周辺の南予地域では、特にお接待が手厚いといわれています。
ここら辺でお接待というと、多分一番多いのは、みかんかなぁと思うのですが、虹色つーの研究テーマとしていたこの「みかん」の発祥も、実は、おへんろさんがきっかけという説があります。
吉田町立間で最初にみかんの栽培をはじめた加賀山さんが、巡礼の途中、土佐から苗を持ち帰ったとされる説なのですが、いつの日か、自分が道中お世話になった方々の末裔へ、お接待できるようにと願いを込めたのかなぁというのは、妄想激しすぎでしょうか(笑)
このブログでもおへんろさんのことは、時々とりあげていて、柏坂のへんろ道は、丸太小屋ブログでも再々書いているのですが、1市3町の中で、弘法大師さまが、霊的な土地として、札所を置かれたのは、三間町だけでして・・・しかも2箇所もあるんですよね。 その三間町のおへんろ道は、なだらかな田園を越え、歯永峠へと至る道をてけてけ歩くわけですが、これがまた素敵な道なんです。
ただ、悲しいかな、休憩所のあたりは、再々、お掃除いただいているのですが、荒れてしまうこともあったりするのです・・・。
おへんろさんが云々というよりは、犬とか猫とかカラスとかやってくるのかなぁと思うのですが。
そして本日、あきらかに、「それはどうなんでしょう」と思うようなお問い合わせがありまして。
どんより天気もなんのそので、きびきび仕事に励むうちのnami-chanが、応対してくれたのですが、
「おへんろをするので、10日ほど車を止めさせてくれる宿を紹介してくれ。ただとは言わない。2日は宿泊することも考える」
というもの。
・・・・・・・・・。
田舎なめんな~~~!(ノ`Д´)ノ.:・┻┻

手前味噌ですが、駐車料金とってる街中は難しいかもしんないですけど、ここいらの宿泊施設の人たちなら、親切心で、駐車スペースお接待してくれたり、とめても大丈夫なところ探してくれる人たくさんいると思うんですが、それ最初から見越して斡旋求めるってありですか?

「観光課なのに、それくらいも知らんのか!」
と続いたらしいのですが、魚心あれば水心。少なくとも自分には紹介できないですなぁ・・・。

弘法大師さまには、心が狭いとお叱りをうけそうですが・・・。ま、でも、ものは考えようで、こういうの商売にならないかなぁと考えてみたいもしましたので、そちらは、丸太小屋ブログをご覧ください。