このブログは、平成19年6月から平成22年3月までの間、愛媛県の南予地域活性化策の一つとして、宇和島市が住民のみなさんと取り組んだ「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」の軌跡と、当時の担当職員の日々の記録であり、平成22年3月末日を持って、新しい記事が更新されることはありません。
平成22年4月、「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」は、「うわじま虹色ツーリズム」として、会員である市民のみなさんが、独立運営を行っており、そちらの記録は「うわじま虹色ツーリズムです!」ブログをご覧ください。

2008年4月26日土曜日

大忙しな一日

長い一日でした。
朝、早起きして、坂下津港で2回目のスピリットオブオセアヌスお出迎え。
前回、雨模様で中止となった「これかた太鼓」が張り切って登場!
まだ降りてくる気配ないのに、近づいた段階で、賑やかに演奏と演舞が開始されました。

着岸しても、検査のためしばらく上陸できなくて、何度も繰り返し、演舞。
ご年配の方が多いので、大丈夫かしらと、ちょっとひやひやしましたが、さすがです!みんなぱっちりでした。

お客様も楽しく太鼓をたたいてみられたりと、つかの間人事交流。話してる内容とか全然わからないと思うんですが、芸術は国境を越えますね~♪お客様を見送って、後片付けの後は、本日オープンの「吉田 国安の郷」の「お食事処 法花津屋」へ

地元食生活改善グループに所属する女性の何人かで、新しく「法花津グループ」が結成され、予約制でお食事を提供できるようになりました。

メニューは、宇和島が誇る郷土料理。
こちらは「おもてなしご膳」の鯛めし 1,700円バージョン

こちらは同じく「さつま」です。 季節によって、お料理の一部は変わるんだそうです。
厨房も大忙し! すぐ外は、丁寧に手のこもったお庭がご覧になれます。お食事を待つ間に、ぐるっと回ってみるのもおつ。
残念ながら、後の時間が押していたので、自分食べられなかったのですが、たまには吉田伊達藩の陣屋町の雰囲気を味わいながらお食事はいかがですか?お食事は予約制となっています。詳しくは下記をぽちっと↓

国安の郷「お食事処 法花津屋」

帰りに鮮やかな紫が目についたので、吉田公園で停車。

藤がえらいことになってます。すんごい綺麗でしたよ!
そして、やってきたのは、宇和島城です。石垣崩落現場説明会ということで、現在一般開放していない「代右衛門丸」へ行きました。

ひととおり、お城と石垣の説明を受けたあと、崩落現場へ。しかし、この両脇の石垣は、すんばらしいです。

藤堂高虎の頃ではないかと思われる石垣もあるのだそうです。

右にぽちっと置いているのが、ボールペン。
石垣の石ってこんなにおっきいんです。
このぽちぽちした石は、石切するときの目安にうった楔の跡なのだそうです。南予のお城は、これか大きいのが特徴だそうで、藤堂高虎の作り方が、こんなんだったのかもとのこと。
で、石垣が崩落したのは、直接の原因はわからないのですが、クスの根がこんなに張り出していたのが、誘引。
崩れる前の写真から、崩れた石に全部番号うって、9割の石積みの場所が特定できているそうです。なんとか修復できそう。
しかし・・・この木80年くらいらしいのですが、でっかい!
根が1平方センチメートル伸びるためには、10キロの圧力がかかっているんだそうです。

上から見るとこんな感じです。
その後、愛大の先生から講義が。放置は保護とは違う。適正に管理することが景観を守ること。宇和島の城は、宇和島市民のものだけではなく、国の宝だから、市民の皆さんの手で大事に守ってほしいとお話されました。
結構かけずりまわりましたが、いい日だった♪