今日は、官庁御用納めということで、午前中は、ばたばたと事務所の大掃除。
そして午後1時30分に野川の日野研究員のお宅で、日野家の門松づくりをモニター体験してきました。
あいにくの雨ということで、どうなることかと思ったのですが、さすが日野さん、車庫と車の後ろを利用して、作業場のできあがり。安心して、作業ができました。
まずは日野師範のお手本から。
日野家代々の、門松づくりの秘伝がここであかされました!
この作業をすることで、松の内まで、門松の竹が青々しさを保つのだとか!
残念ながら、参加者以外には内緒です♪
日野さんにかかると、車のしめ飾りもこんなにお洒落!
これが作りたくて、自分もぐちゃぐちゃしていたのですが、玉砕。
漁家民宿にこの門松を飾ろうと、熱心に作業をされる山下さん。
材料選びにも熱が入ります。
なんだかんだいいながらも、みんな熱中。
だんだんこだわりが出てきます。
一番大きい枝を選んだのは、骨董やさんのIさん、なんだか末広がりの素敵な仕上がりになっていました。
仮止めしていた白紐から黒の荷造り紐を結わえます。
「はいがしら」という結び方なのだそうですが、何回見ても、自分にはできそうにありません・・・。
よくよく見ているうちに、「あー、みかん箱結びだ!」と懐かしげにお話されるのはさくら観測員のI研究員。
気象庁におられた頃は、転勤で引越しが多かったので、荷造りに、よくこの結び方をされていたんだそうです。
そして、まごまごしている私に、わざわざ山から竹を新しく切って作ってくださいました。
車用にはもったいない感じですが、しめ飾りです。
これを前につけて、颯爽と走っている白い車を見かけたら、自分ですので、生暖かく見守ってください♪
そんなわけで、並べてみました。
作業場が車庫だったので、みんなの分、掲載できないのが辛いですが、なかなかいい感じ。
これを自宅にもって帰ってから、枝ぶりを確認し、飾りをつけていくと楽しいですよね。
最後はみんなで記念撮影。
その後、日野さん宅に上がらせていただき、柿とお菓子とお茶をいただきながら歓談しました。
宇和島市の野川という、標高が90メートルくらいの場所なのですが(ちなみに宇和島城が80メートル)山の上の方だけあって、とても静かで、素敵な場所でした。
日野家の歴史やお父さんの思い出、防空壕の話など、いろいろな話題で盛り上がりました。
今年の公式の活動は、本日で終わりです。
来年あけて1月5日は、干支のねずみを木彫りする体験が高光であります。
今年度8月から始まった虹色ツーリズムですが、今年一年、いろいろな活動と出会いの中で、自分も長らく忘れていた季節の旬や、暮らしの知恵、先人の苦労や、自然の美しさにあらためて気づくことができ、ちょっとだけ心が豊かになれた気がしています。
こういうあったかな気持ちが、宇和島にこられたみなさんにも感じていただけるよう、来年も楽しくがんばりたいと思います。