このブログは、平成19年6月から平成22年3月までの間、愛媛県の南予地域活性化策の一つとして、宇和島市が住民のみなさんと取り組んだ「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」の軌跡と、当時の担当職員の日々の記録であり、平成22年3月末日を持って、新しい記事が更新されることはありません。
平成22年4月、「うわじま虹色ツーリズムプロジェクト」は、「うわじま虹色ツーリズム」として、会員である市民のみなさんが、独立運営を行っており、そちらの記録は「うわじま虹色ツーリズムです!」ブログをご覧ください。

2009年7月11日土曜日

NPOについて学ぶ

虹色つー組織化に向けた勉強会の第一歩ということで、まつやまNPO支援センターさまと愛媛県庁、そして、宇和島市からも担当職員2名に来てもらい、学習会を開催しました。

NPOって何?というごく基本の内容から、組織を作るために何が必要なのか?どういった人材がいるのか?など、実践的な知識と共に、ユーモアを交えながら教示いただき、おもしろかったです。

今後、虹色つー自体がNPOとなっていくのか、構成する研究員の皆さんが、それぞれの目的ごとに組織を作っていくのか、話し合いながら、考えていきたいと思います。
午後からは、研究会。
河野さんから「南予グリーンツーリズム広域連携研究会」の報告があり、その後、中矢さんの司会により、出席されている意見交換がありました。
この日は、各々が持つ体験メニューを把握するとともに、まとめていこうという趣旨でしたが、先に開催された世話人会の席で、とりあえず、みんなの意見を聞いていこうという流れになったことから、出席者全員のお話を聞く会となりました。

ブログ担当者は、研究員であるとともに、行政職員でもあるため、組織化することで、付与される社会的信用とか、優位性について、今後の活動のためには必要不可欠であると考える部分も確かにあるんですが、正直なところ、行政職員であるがために組織化し、誰かが「理事長」になることで、かかる負担も見えてしまうところがあります。
各種協議会等に推挙された場合、必ず「あて職」として出席を求められるのは、「長」ですし、今後様々な活動を行い、認知度をあげればあげるほど、それは顕著になるだろうと思います。
今は、みんなが一直線に同じところで活動しているため、あまり感情的な行き違いもなく、ここまできていますので、そのバランスが崩れるのもいかがなものかと思ってますし、そもそも「宇和島を元気にしたい」という漠然とした目的の元に集まってくださっている方々なので、「元気にするための手段」にばらつきがあるんですよね。
「モノをつくり売りたい人」「市内の観光コースを充実させたい人」「対外にPRしたい人」「おもてなしを極めたい人」「何かの役にたちたいけど、まだわからない人」など様々な方がいる中で、ひとつの組織として事業をてがけようと思ったら、それぞれの得意分野を発揮させ組み立てていくためのコーディネート役や、窓口部門をしっかり抑える役割の人が専任で必要になります。
そこまでできないし雇えるお金もない場合は、できる範囲の部分だけ組織化することもできると思いますが、いずれにしても、それを整理して、いくつかのパターンを皆さんにお示しする必要はあるかなぁと。

ま、そんなこんなで、もややーんとしたものをみんなが抱えながらの終回となりましたが、次回は、一人一人のプロフィールなどをお配りできるよう、名簿などをまとめて配布したいと思います。